タイミング的に、このタイミングが効果的と感じて、少し無理をしましたが、九州は福岡に在る九州電力本社に、下記要請文を手交して来ました。
また、拙著「右からの脱原発」が少しでも参考になればと、６名居る代表取締役の内、会長を除く４名の代表取締役に献本させて頂きました。※一名に関しては、丁度他の業者さんが呼び鈴を押し、奥方様が御目になられたのですが、受け取って頂けませんでしたので、持ち帰りました。
要 請 文
我々は、子供たちの未来そして命と、麗しき山河を守る為に、祖国日本は、危険な原発を無くして行かなければいけないと考えています。
資源が乏しい日本に取って、エネルギー政策、国力を維持する為のエネルギーの確保という課題は、先の大戦、宣戦布告に至るまでの経緯を見てもわかるように、死活問題と言えます。
この日本独自でエネルギーを賄うという課題にとって、原子力発電は夢のようなエネルギーであった事も、重々承知して居ります。
我々国を憂える日本民族派にとっても、原発安全神話が崩壊せず、原発が核廃棄物という処理不能な汚物を排出しないのならば、まだまだこの原発に夢を見る事が出来たかも知れません。
ただそれは既に過去の事。
平成二十三年三月十一日、東北・関東を襲った未曽有の大震災、所謂東日本大震災を我々の仲間の多数が経験しました。
九州も揺れたと風の噂で聞いていますが、九州に住む方々には想像出来ない程の災禍が、東北地方を中心に襲ったのです。
あの未曽有の大震災の中、あなた方九州電力と同じ電気事業者である東京電力で何が起こったのか、 絶対に有ってはならない、原発事故、それもメルトダウンという最悪な事故がおきてしまったのです。
被爆国である日本、原子力・放射能の恐ろしさを他国民よりも感じている我が同胞達にとって、この安全神話の崩壊は青天の霹靂としか言えませんでした。
「原発は事故をおこさない＝安全だ」
という神話は、この時崩壊したのです。
日本民族派を自負する我々も、エネルギー政策、経済政策をも考えながら、この原発問題を真剣に考えました。
そこで出た答えは、実は簡単でした。
「原発が陛下にとって、そしてその民である国民の生命にとって危険なのならば、こんなものは無くさなければいけない！」
という結論です。
「陛下の大御心に従う為にも、危険な原発は無くさなけらばならない！」
と、誓った次第です。
さて、現在あなた達九州電力管内において、原発の再稼働が行われようとしています。
「川内原発」
果たしてこの原発は、絶対的に安全といえるのでしょうか？
あなた達、九州電力の皆様に問いますが、川内原発は、絶対に福島第一原発のような事故はおきないと、断言出来ますか？ 我々と、そう約束出来ますか？
先日、阿蘇山のカルデラ噴火の可能性は「この先百年間では、一％」という発表がありました。
この一％という値、我々は非常にびっくりしています。
『こんなに高い値が出るのかよ！』と
日本は地震大国であり、いつ何時、阪神淡路や東日本大震災に匹敵する地震がおこるかわかりません。
また地震だけでなく、阿蘇カルデラ噴火という驚異同様に、火山列島という側面から、いつ何時、火山活動が活発化するかわかりません。
御嶽山、白山、白根山、蔵王山、富士山、そしてつい先日には十勝岳と、火山活動が活発化している、またはその恐れがある山がどんどんと増えています。
あなた方九州電力の管内には、先程から挙げている阿蘇山、そして桜島とこれも火山活動を活発化させています。
特に桜島、過去の統計を見ても、もし大噴火がおこった時には、川内原発が存在する薩摩川内にも甚大な被害が出ると予測出来ます。
果たして、川内原発が安全といえるでしょうか？
「地域経済や日本経済の停滞を招かない為には」という言い訳はもっとも理解できます。
とはいえ、そんな経済なんかよりも、麗しき山河、そして国の宝である子供たちの未来の方が断然上位に位置すると我々は考えています。
九州電力の方々に要請いたします。
経済優先、金儲け主義による安易な原発の再稼働は絶対にしないで下さい。
福島第一原発事故を教訓とし、同じ過ちを犯さない為にも、危険な原発の再稼働は中止して下さい。
日本を破滅に導く引き金を、もう二度と引かないで下さい。
以上、心血を注ぎ、要請致します。
子供たちの命と麗しき山河を守る為に
友よ山河を滅ぼすなかれ
平成二十六年十二月十九日
統一戦線義勇軍中央委員会
九州電力 社長
瓜生 道明 殿
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