我々はいま「右から考える脱原発ネットワーク」という運動体を立ち上げて、「福島の子供たちを救い出せ！」「麗しき山河を守れ！」という２本の柱を持って、安全神話が崩壊した原子力発電をしっかりと考え直して脱原発に向かわなければいけないという声を右側から上げ始めた。
平時においてはまるっきりあいまみえない考えの者達が、非常時という現実の中で危機感を感じて『福島の子供たちを救いたい』『麗しき山河を護るべき運動は我々民族派こそやるべきだ』と、多少の意見の違いは有っても、まさにいま２本の柱、スローガンの下に「脱原発」を真剣に考え始め動き出した次第である。

また左との関係などにおいて「右も左も関係ない」とぶち上げているものの、非常時という観点においては一緒にやれると思っているが、こと個々の平時の観点の事象に関しては、決して意見が同じになる事はないので、その部分を強制された場合に一緒にやる等は無理な相談である。

右から考える脱原発ネットワークの参加者においても、例えば題名に上げた菅直人の脱原発発言一つとってみても、意見は真っ向から対立！
私は断じて許さない立場を取るが(１０年後、もし被曝した方々がお亡くなりになるような事が有った場合、法的な証拠とか云々は抜きにして、この菅直人という輩は、殺人者・教唆となる事は間違いないと私は思っている。そんな奴が許せるようなら、活動家なんて直ぐに辞める)そうでなく「脱原発の為には菅でも利用するべき」と考えている参加者もいる。
このような意見の対立が存在しても『いま直ぐにでも救わなければいけない命がある。子供たちがいる』と、非常時の観点、危機感の現れから、一緒に２本の柱を掲げてやろうという事になれるのである。

我々は今回、脱原発派の中でも特に民主主義的な手法を取ったディスクロジャーされた運動スタイルを展開している。
右とうたっている事から、特にこの辺には注意をしている。
「右の我々がこんなに民主主義的にやっているのに、既存の左の連中はなんて非民主主義的なのか」と現在感じている。
彼らが得意な、右翼＝ファシストみたいな考えはそのまま、脱原発左翼＝ファシストと返せてしまいそうで面白い限りだ(笑)

さて菅直人に対する右から考える脱原発ネットワークの立場だが、民主的手法を取る事から、敢えてこの輩の脱原発発言に触れる事はないと思われる。シュプレヒコールなどにおいても、またプラカードなどにおいても、菅直人の言葉や文字を出さない事が、危機意識＝非常時の活動のコンセンサスになる事であろう。

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